Fusion360と3Dスキャナーでシンデレラフィットなバイク部品を自作【ミニテールランプ】

3Dスキャナー

前にバイクのシートカウルをrevopoint pop2でスキャンしました。

そのデータを良く観察すると

何となくカウルが左右対称でない様に思いました。

何となく左右にズレを感じる。

上手くスキャン出来ていなかったのか?

そこで、マーカーシールを使ったスキャンも試してみました。

マーカーシールを使った3Dスキャン

付属のマーカーシールを貼ります。

シートカウルだけで全て使い切ってしまいました。

スキャナーをマーカーシール用の設定に変更して再スキャンしましたが

上手くスキャン出来なかったので前回同様ダーク設定でスキャンしたら上手くいきました。

スキャナーが場所を見失う事も無くスムーズにスキャン出来ました。

ダーク設定でもマーカーは有効の様です。

作業がスムーズなので点群データも少なく済みます。

ただ、マーカーシールの影響でカウル表面に凹凸が出来てしまいます。

とりあえずデータを観察するも、今回も左右にズレを感じました。

revopoint pop2 精度の高ささに驚く

カウル実物を良く観察すると、実物の方が左右対称でない事が解りました。

対称じゃないと言ってもほんの僅かな誤差です。

Beehouseのカウル、大変気に入ってます。

ただ、FRPの僅かな歪みをも読み取るRebopoint pop2の精度に改めて驚きました。

テールランプをモデリング

では、早速テールランプを造っていきます。

結局、表面が綺麗な最初に撮ったマーカー無しのデータを参考に
テールランプを作成する事にしました。

スキャンモデルの縮尺変更

Fusion360上にカウルのスキャンモデルを落とし
各部を計測し、現物との誤差を確認します。

シートカウルを固定する2つのネジ穴が丁度良い目安になりそうです。

2点間の距離は120㎜でした。

カウルのスキャンモデルは2点間距離が1205㎜です。

どうやら10倍でスキャンされている様です。

修正>メッシュを尺度指定と進み
尺度係数を変更します

1205㎜のモデルの尺度係数が今、1.00だから
120㎜の尺度係数をXと置くと

X=120/1205=0.09
なので尺度係数を0.09に変更します。

これでスキャンモデルの大きさが実物大と同じになりました。

シートカウルの装着角度を求める

次にカウル装着時のシート角度を知りたいので
バイク側面の写真をfusion360に落とし
3Dモデルを写真と重ね合わせる事で角度を求めます。

ドンピシャです(^^♪
この角度で、後方からテールランプが水平に見える様に造ります。

モデリング

ここまで来たら、あとはひたすらモデリング

このままだと容量が重くCADがカクつくので
メッシュを削減して容量を減らします。

修正>削減

モデルを選択してOK

左がbefor右がafter
カクつきが無くなり、ストレス無く作業できる様になりました。

モデルが完成したら印刷して、実際にあてがい問題を見つけ
問題をモデルに反映しては印刷の繰り返しを納得いくまで続けます。

そして完成したのがこちら

仕上げ

実際にモデルを印刷します。

カウルに穴を開ける為に底面の突起を除いたモデルを印刷
仮合わせします。

電動ドリルドライバーで穴開け
マキタの電動ドリルドライバーめっちゃ便利です(^^♪

カウルにはナッターを仕込みネジ1本で固定します。

完成

満足です。

3Dモデルの活用方法が解ったので
次からはスムーズに作業出来そうです。

今回、テールランプを造るにあたり
Tsukasa-3Dさんの動画を参考に作業しました。

大変参考になりました。

今回の購入品・使用機材

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