オリジナルトゥースライダー改正(Revison.4)【ベリックレーシングブーツ】

3Dプリント

ベリックレーシングブーツにボルトオンで装着出来るオリジナルトゥースライダー
ヤフーオークションに出品して何個か売れました。
やはり不満を感じていたのは自分だけじゃ無かったんだなと思い
購入して頂いた方も多少満足いただけたのかなと感じました。

ですが、購入者の中から1名様だけ所有しているブーツに装着出来ないと御連絡頂きました。
始めはそんなはず無いと思っていました。
自分の最も悪い所。自分は間違っていないと思い込む所です。

冷静に落ち着いて原因を予想してみた。

最初は使用されているブーツが酷使され変形しているのではと思いブーツの写真を送ってもらいました。

状態は見た感じ良好でした。

次に純正スライダーとネジの位置関係が解る写真を送ってもらいました。

↑購入者様のブーツ
↑自分のブーツ

自分のブーツと比べると位置関係が異なる事が良く解る。

原因

原因は靴のサイズでした。

私のブーツサイズはEUR42で普段の靴のサイズは26.5㎝。スライダーネジ間距離は25.5~26㎜
御連絡頂いた方がEUR40で普段は25~25.5㎝。スライダーネジ間距離は28.5~29㎜との事。

靴のサイズによってスライダーネジの位置がそれぞれ異なる事を完全に失念していました。
考えれば当たり前ですが、超初歩的で基本的なミスを犯しました。

純正スライダーの長穴が長いのは各ブーツのサイズに対応する為の意図があった様で
私は単純に海外製品の製品誤差に対応する為だと思い込んでいました。
なんと高慢な!

改正(Revison)

早速、改善にかかります。
モノづくりの現場を真似して、改正したらRevison№をつける事にしました。
なんやかんやで変更を重ねているのでRevison.4としました。

オリジナルスライダーを改良していく
単純に長穴の幅を広げました。

上:旧 下:新

この際なので印刷方向も変更しました。
今までは印刷の完了時間が最短の方向で印刷してました。
印刷後のサポート除去とバリ取り、サポートの影響で小さめに印刷されたネジ穴をドリルで拡張する等
手作業で仕上げが必要で面倒だった。

今回は、手作業での仕上げが一番少なくて済む方向で印刷しました。
印刷時間が約4時間プラスされたましたが仕上げ作業が少なくなるので良しとしました。

おわり

今回ご連絡頂いた方には大変御迷惑をおかけしました。
後日、改良版をお送りさせて頂きました。
また製品も改良出来、私としては見直しを行う良い機会となりました。
御購入頂きありがとうございました。

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